海苔はふるさとのシンボル 大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶-

大森 海苔のふるさと館は、東京都大田区平和の森公園にある記念館です。

大森 海苔のふるさと館

大森 海苔のふるさと館は、海苔の本場とも称される大田区にある博物館です。館内では、国指定の重要有形民俗文化財「大森及び周辺地域の海苔生産用具」などの資料の展示を中心に、地域文化を伝承しています。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶-

1階には「べかぶね」や「ちゅうべか」、海苔付け場の再現の家屋など「海苔のまち 大森の記憶」の展示が行われています。資料を手に取って閲覧でき、1963年まで大森で盛んに行われてきた海苔養殖漁業の歴史を知ることができます。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶- 最後の海苔船「伊藤丸」

「べかぶね」は一人乗りの小舟、「ちゅうべか」は安定のよい中型船です。展示されている最後の海苔船「伊藤丸」の「ちゅうべか」は、残されていた記録をもとに1996年に復元された船だそうです。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶-

大田区の海辺の海苔は江戸時代の中頃から作り始められ、味・量ともに全国一を誇ります。船の前に立つと、海苔づくりの一年を紹介する映像と音声が流れる展示もあり、長らく先駆的役割を果たしてきた「海苔のふるさと」の船の歴史を知ることができます。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶- 海苔付け場(復元)

1955年ごろの乾海苔作りの作業小屋「海苔付け場」も再現されていました。海苔付け場では、夜中の2時ごろから電灯を灯し作業を始めます。窓の外にある井戸から汲くんだ水を一時ためておく導水管から流れる水を利用し、刻きざんだ海苔を溶とかし、海苔簀(のりす)流し入れ、簀(さく)に付けるそうです。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶- ライブラリー

1階には図書室のような「ライブラリー」の資料閲覧コーナーや「のりのり情報紹介」コーナーもありました。

大森 海苔のふるさと館 1階の展示 -海苔のまち 大森の記憶-

大森 海苔のふるさと館には2階もあるので、行ってみたいと思います。

それでは、また。