犬吠埼灯台の歩みを知る 犬吠埼灯台 資料展示館

犬吠埼灯台 資料展示館は、千葉県銚子市犬吠埼にある展示館です。

犬吠埼灯台 資料展示館

犬吠埼灯台 資料展示館は、犬吠埼灯台に隣接する2階建ての展示館です。犬吠埼灯台に関連する資料や国産1等レンズ等が展示されています。

犬吠埼灯台 資料展示館

館内に入ると、レンガの展示がありました。銚子のシンボルの犬吠埼灯台には、建築用材にレンガが使用されています。レンガは、下総地区高岡の土が使用され、なんと19万3,000枚も作られたそうです。犬吠埼灯台は、初めて国産レンガを使用して建てられた建造物です。

犬吠埼灯台 資料展示館 国産第1号の第1等レンズ

館内の中央には、国産第1号の第1等レンズが展示されています。灯台のレンズは1番大きい1等レンズから順に6等まであり、それより小さい等外という等級があります。

犬吠埼灯台 資料展示館 国産第1号の第1等レンズ

このレンズは、1922年から2007年まで約85年間もの間、沖ノ島灯台で使用されていたレンズです。犬吠埼灯台で使用されていたレンズは、資料展示館に隣接する旧犬吠埼霧信号所霧笛舎内にあります。

犬吠埼灯台 資料展示館 国産第1号の第1等レンズ

第1等レンズは、高さ2.53メートル、直径が3.03メートル、レンズの重量は2.65トンです。透明な緑の色合いはとても美しく感じます。展示されているレンズは回転することができ、装置全体の高さは、5.15メートル、総重量は13トンにも及びます。

犬吠埼灯台 資料展示館 国産第1号の第1等レンズ

あまりにも大きいので、2階からもその姿を望むことができます。土日祝日やイベント等がある場合には、回転している姿を見ることができるそうです。

犬吠埼灯台 資料展示館

第1等レンズの奥には、第3等レンズの展示がありました。このレンズは、東京港の入り口に昭1969年に設置された東京灯標に使用されていた三等レンズです。2010年に廃止されるまで約40年間、東京港を利用する船舶の安全に寄与していました。

犬吠埼灯台 資料展示館

犬吠埼灯台 資料展示館の2階では、犬吠崎灯台の歴史や役割、機能を解説する資料の展示が行われ、犬吠埼灯台について学ぶことができます。

犬吠埼灯台 資料展示館

犬吠埼灯台 資料展示館は、犬吠埼灯台のこれまでの歩みを知ることができる資料館です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。