日本三大東照宮の一つ 仙波東照宮

仙波東照宮(せんばとうしょうぐう)は、埼玉県川越市小仙波町にある神社です。

仙波東照宮

仙波東照宮は、日光東照宮、久能山東照宮と並び称される、日本三大東照宮の一つとして知られる神社です。仙波東照宮は、徳川家康公の遺骸を日光山へ移葬する途中、1617年に喜多院で四日間の法要が営まれたことをきっかけに、1633年に建立された歴史と由緒ある神社です。

仙波東照宮

仙波東照宮は、広大な敷地に恵まれた神社です。隣接する喜多院と境内が繋がっているため、一体感のある参拝を楽しむことができます。

仙波東照宮 随身門

参道を進むと、随身門があります。鮮やかな朱塗りで存在感を放つ随身門は、重要文化財に指定されています。仙波東照宮の随身門は、八脚門形式で建てられています。

仙波東照宮 随身門

八脚門は、門柱四本の前後に各1本づつの控柱をもつ屋根つき門のことです。日光東照宮の表門も八脚門形式です。屋根は切妻造で、シンプルな造りながらも、朱塗りの鮮やかさと相まって、威厳のある佇まいとなっています。

仙波東照宮

随身門をくぐると、参道の奥に鳥居が見えてきます。鳥居の奥には、階段があります。

仙波東照宮

階段は、石段でできています。中央には手すりがありますが、かなり急な階段です。段数は多くありませんが、上り下りするには少し体力が必要となります。

仙波東照宮

訪れた日は土曜日でした。仙波東照宮は、日曜と祝日の9から16時以外は閉門しているため、階段上の門前までしか行くことができません。

仙波東照宮

仙波東照宮の拝殿と本殿は、国指定重要文化財に指定されています。本殿には家康公の像が祀られ、拝殿には徳川家光公が奉納した「三十六歌仙絵額」が飾られ、弊殿には県指定文化財の岩槻城主阿部対馬守重次が奉納した12面の鷹絵額があります。

仙波東照宮

仙波東照宮は、日光東照宮の縮小版として建てられたともいわれ、豪華絢爛な彫刻が施されています。仙波東照宮の本殿と拝殿は、いずれも銅瓦葺きで統一され、日光東照宮の影響を受けながらも独自の風格を漂わせています。歴史を感じさせる重厚な造りと美しい装飾は、訪れる者に深い感銘を与えています。

仙波東照宮

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。