玉淀発電所と農業用水地域の発展を支える 玉淀ダム

玉淀ダムは、埼玉県大里郡寄居町折原にあるダムです。

玉淀ダム

玉淀(たまよど)ダムは荒川にあり、幅110メートル、高低差は16メートル程度の発電と灌漑(かんがい)用のダムです。総出力4,300キロワットの玉淀発電所が併設され、深谷市櫛引(くしびき)地区の農業用水を取水し、地域の発展を支えています。

玉淀ダム

通常時はゲートを下ろして発電用水と農業用水を取水しています。玉淀ダムには、上流からの流入の一部を放流し、残りをダムに貯めることで、ダム下流の河川水位の上昇を抑える洪水調節機能はなく、洪水時にはゲートを開放しそのまま流下させるそうです。

末野大橋

玉淀ダムからは近くを通る赤い上路アーチ橋の末野大橋や折原橋が眺めよく見えます。堰堤上は歩道があり、天端を歩いて向こう岸に渡ることができるそうですが、今回訪れた時はあいにくの雪で滑りそうなのでやめておきました。

あずまや

駐車場は車2台位のスペースがありました。最近になって、ダムカード発券機が設置されたこともあり、ダムのファンらが頻繁に訪れるそうです。あずまやでのんびりとダムを眺めていると、発電のモーター音が聞こえ、電気が作られてる感じがします。

玉淀ダム

玉淀ダム周辺は、夏は青々と茂る緑が美しく秋は紅葉が美しく見えるそうですが、雪の舞い散って白く霞む冬の景色も風情があって良いですね。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

貯水量は芦ノ湖級 観光放流もある 宮ヶ瀬ダム

宮ヶ瀬ダムは、神奈川県愛甲郡愛川町半原にあるダムです。

宮ヶ瀬ダム

宮ヶ瀬ダムは、清川村などにまたがる中津川の上流に建設されたコンクリート使用量が日本一の重力式コンクリートダムで、高さ156メートル、長さ約400メートルもあります。

放流水

水力発電の宮ヶ瀬第一、第二発電所では、ダムからの放流水を利用して、それぞれ最大出力2万4,200キロワット、1,200キロワットの発電をすることができ、2万5,300戸の家庭の電気をつくることができます。放流水が霧を作り出し、虹ができていました。

愛川第1発電所

神奈川県の3分の2の地域の家庭に水を送る宮ヶ瀬ダムの高低差は70メートルあり、ダムの上からの眺望は結構怖いですね。

天端

広い天端は開放されていて、毎週観光放流が行われます。

堤体

観光放流は1回につき約6分間で圧倒されるほどの放流量です。ダムを流れ落ちるダイナミックな人工瀑布は、とてつもない轟音になるそうです。

インクライン

宮ヶ瀬ダムには工事中に利用したインクラインを活用して設置されたケーブルカーがあります。

山麓駅

ケーブルカーとして稼働し、ダム上下の移動手段として利用できるそうです。

眺望

直下流には県立あいかわ公園が見え、湖畔では夏に花火大会が催され、冬は電飾で彩られるなど、景色も抜群でダムの迫力に圧倒されますね。宮ヶ瀬湖畔エリア内を運行するロードトレインに乗れば、湖畔エリア内の主要施設や観光ポイントを1周できます。

宮ヶ瀬ダム

宮ヶ瀬ダムは、総貯水量が約2億立方メートルで芦ノ湖とほぼ同じ、そう考えるととても巨大な貯水池ですね。

温度計

ダムの上に「水とエネルギー館」、下に「あいかわ公園」があります。エレベーターがあるのでそれぞれの施設を見学できますね。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。